WalkThrough Pro
撮影シュミレーションソフト

Virtus corporation


ウォークスループロは、コンピューターの中に設定された世界を自由に動き回ることのできる3Dソフトです。
最近ではミッションインポッシブルの映画製作においても、プリプロダクションの段階でこのソフトによって撮影シュミレーションが行われたというのは有名な話です。

このソフトが私たち映像制作者にとってとても便利な点は、35ミリフィルムカメラのレンズ画角が設定できる点です。これは18ミリから500ミリまでのレンズ画角をミリ単位で設定でき、またフィルムフォーマットもスタンダードサイズ[1:1.33]から、ビスタサイズ[1:1.85]、ヨーロッパビスタサイズ[1:1.66]、シネスコサイズ[1:2.35]、と設定できます。シネスコサイズに関してはレンズのミリ数と連動していないのが少々難点ですが、近いうちに改良されるでしょう。

今までもUnixベースのコンピューターソフトではこのようなものがありましたが、あまりに高価であることと、一般にはなかなか手に入りにくい物でしかありませんでした。
ウォークスループロは簡単な撮影シュミレーションから高度な利用法まで様々な状況に対応できるようになっています。

たとえばスタジオ撮影など、そのスタジオをそっくりパソコンの中に再現してしまうことにより、事前にスタジオセットを自由に動き回ることが出来ます。実際の世界を再現する能力もかなりの物で、これを使いこなせばかなりの精度の3D空間を作り上げることが可能です。

このソフトはすでに日本語版が大手のパソコンショップで手にはいるようになりました。価格は約7万円、安い品物ではありませんが内容のすばらしさには納得です。

Walkthrough Pro

このソフトは、 Virtus corporationで扱っており英語版のデモをダウンロードすることが出来ます。

コンピューターは道具です。映像制作がより楽しくそして便利になるものはどんどん取り入れていきたいと思いませんか?


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