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sanPath Clinometer & GPS









ロケーション等に於いて太陽に関するデータを調べる方法

サンパスプログラム

ロケーション等に於いて見知らぬ街での撮影では、その場所における日の出の方位やその時間、日中の太陽の高度、日没時間等がかなり重要なファクターになってきます。
多くの場合、ロケーションスカウト等で事前に調べるのですが、空が曇っていてはなにもなりません。

 このサンパスプログラムはアメリカSOCのメンバーでもあり、オペレーターとしても活躍している David Parrish 氏により開発された、太陽に関するあらゆる情報を手に入れるためのとても素晴らしいプログラムソフトです。私自身このプログラムのおかげで、企画段階のプレゼンテーションから便利に使用しています。

操作も至って簡単で、基本的には緯度と経度から地球上のどの地点にいても日の出の時間、その方位、15分ごとの太陽の高度と方位、日の入りの時間と方位、マジックアワーと呼ばれる日が落ちてからまだ空が明るい時間、等がグラフと共に表示され、一年を通してどの日でも知ることが出来る優れ物です。また、緯度と経度がわからなくてもプリセットポジションとしてのデーターベースが日本だけでも110カ所以上、世界中では3万9千カ所以上に渡って網羅してあります。

もちろんプリセットポジションから自分のポジションが離れたところであっても、それら2点間の距離がわかればデータを出すことも可能です。

詳しい内容に関しては、このサンパスプログラムのホームページ(Wide Screen Softwear)で詳細を知ることが出来ますので是非一度ごらんになってください。


クリノメーター

遠方の山やビルディングに太陽が隠れる時間を正確に割り出すためには、クリノメーターが必要になってきます。このクリノメーターは垂直方向の角度を簡単に調べることが出来る物で、小さな窓を覗くことにより遠方の対象物の角度が判ります。この角度をサンパスプログラムで割り出したグラフに当てはめれば、いつ太陽が対象物の陰に入るか(または出るか)がわかります。
特にコンパスとクリノメーターが一緒になっているタンデムタイプが非常に便利です。
なお、サンパスのホームページでもクリノメーターを取り扱うようになりました。


GPS レシーバー

緯度と経度を知るためには。

さて、サンパスプログラムでもかなり精度の高いデータを得ることが出来ますが、より自分のいる位置を正確に出したいのなら GPS レシーバーです。

現在私が使用しているレシーバーは、アメリカ、Garmin社製の GPS3plus と呼ばれる非常に軽量コンパクトな GPS レシーバーです。
スイッチを入れると自動的に GPS サテライトからの電波をキャッチし緯度と経度及び高度を表示し,ノートパソコンなどと接続し詳細なデータを取り込むことが出来ます。

もちろん単体でも地図データが入っていますが、GPSyというGPSのデータ変換ソフトを使用するとマップファンやアトラスなどの地図ソフトと連動させることも出来、カーナビのような使い方も出来ます。
そして、これらのデータをサンパスに入力することでより精度の高いデータを表示させることが出来ます。

このGPSは単に緯度経度を表示させるだけでなく、ある地点から別の地点までの方位や距離、ルート上でどれだけ離れた場所にいるかなど、簡単に表示することができるばかりか、ロケーションスカウトではそれぞれの場所をボタン一つで記憶させ、後にパソコン上で確認できるなど、優れた能力を発揮しています。


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